整形外科
当科で扱っている領域
1.中高年の疾患
2.小児から高齢者の骨折・脱臼・捻挫などの外傷
3.小児整形外科
4.その他


当院は千曲市の中核病院という位置づけにあるので、整形外科も地域住民のニーズを第1義的に考えて対応している。
具体的には以下のように3つの柱を対象としている。

1) 高齢化社会に対応すべく中高年の退行性疾患の診療
肩関節周囲炎、変形性膝・股関節症、脊椎疾患の一次対応をしているが、そのなかでも、脊椎疾患(特に多いのが脊柱管狭窄症)、膝関節、股関節に関しては外来で対応できる保存療法=脊椎管狭窄症に対しては薬物療法+仙骨部ブロック注射=、変形性膝関節症に対しては正しい筋力トレーニング法の指導と関節注射(ヒアルロン酸など)、変形性股関節症に対しては正しい対処方法の指導などを行っている。一方その中で重症例については、症例に応じて適宜近隣の整形外科医に脊椎手術、人工膝関節・人工股関節置換術、骨きり術等個々の症例にあわせた手術療法を依頼し、術後のリハビリテーションを当院で担当するという体制で対応するようにしている。

2) 小児から高齢者までの骨折・脱臼・捻挫などの外傷への対応
小児の場合には主として保存療法で対応し、学童期以後高齢者までは保存的な対応が適切ではない場合には手術的な対応を適宜近隣の整形外科病院に手術を依頼し、1)と同様に術後のリハビリテーションを当院で行っている。
 特に当院には療養病棟(リハビリテーション対応病棟)が併設されているので保存的であれ、観血的であれ初期治療からリハビリテーションまで一貫した対応を行って、QOLの完全向上を目指している。

3) 小児整形外科領域
山田順亮(日本小児整形外科学会名誉会員)は、長年小児整形外科をライフワークとしてきたので先天性股関節脱臼、内反足などの小児の先天性疾患、乳児期から学童期までの小児特有の外傷性疾患・非外傷性疾患に対して、その治療、生活指導などを個々の症例に合わせて行っている。
 特に赤ちゃんの股関節脱臼については育児方法の指導を含めた予防と正しい治療法について長野赤十字病院整形外科小児班とタイアップして対応し、長野県内では中心的な役割を果たしている。乳児健診で問題を指摘された症例に対しても的確な診断・アドヴァイスを実施している。


■ 医師プロフィール
山田順亮 昭和36年 名古屋大学医学部卒業
専門分野小児整形外科=特に先天性股関節脱臼、内反足など
所属学会日本整形外科学会 元評議員、
 平成15年度学会功労賞受賞
 学会認定相談医
日本小児整形外科学会 名誉会員
日本小児股関節研究会 名誉会員
中部日本整形外科・災害外科学会 功労会員
日本リハビリテーション医学会 認定臨床医
その他日本体育協会公認スポーツドクター
主要著書『これだけは知っておきたい先天性股関節脱臼診察のポイント』
2002.4 金原出版
他分担執筆多数

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